
知人と周辺の山の話をしていると、なにかと評判の良い富良野岳。
夏の登山や、冬のバックカントリースキーやボードにも人気がある。
私はまだ登ったことがなかったので、今年こそはと思い行ってみることにした。
ということで今回は富良野岳の登山の様子の記録。
これとは別に、富良野岳〜カミホロカメットク山までの日帰り縦走の記録はこちらを参考にしてください。
午前7時まえ、月曜日だというにもかかわらず駐車場の混みぐあいはご覧のとおり。奥に見えるのが十勝岳温泉の凌雲閣にございます。
富良野岳が人気である要因の一つにここ凌雲閣の存在もあり、好みは分かれるかもしれないけど登山帰りに赤茶色い鉱物系の温泉につかっていくこともできる。
右手に見えるのは公衆トイレで、ご覧の通り道路も舗装されており環境は整っていると言えよう。
この駐車場の脇に富良野岳の登山口があるので、登山者名簿に名前を記入してさっそく登山開始。
スポンサーリンク
富良野岳の登山の様子
富良野岳の特徴などを抑えつつ、今回の登山の記録を紹介していきます。
富良野岳は難易度が低く初心者にも人気
富良野岳の登山口の標高は1,200m付近に位置し、頂上との標高差は640mと比較的少ないため難易度が低く、緩やかな登山道は初心者にも人気がある。
なぜ初心者にも人気なのかというと、コースが緩いこともあるが登山者が多いことではないだろうか。北海道の山なのに熊鈴をつける必要がないくらいだ。
そして登山ガイドの登頂時間の目安は3時間20分。私の足では2時間20分で登ることができた。
登山道もわかりやすいが今回は先ほどの駐車場の写真のようにガスがかかっていて、登り始めは雲の中からのスタート。
さすが人気の山だけあって、準備をしている段階から続々と登山者が上がって行った。
富良野岳登山道の様子
大きい砂利だらけの道を10分ほど進み、それから少しずつ高度を上げていく。
まだ雲の中。
7月でも比較的涼しかったのでパーカーを着ていたけど、予想通りすぐに脱ぐことに。
そんな頃に安政火口付近に到着。やっと雲が晴れてきた。
この辺りから富良野岳は良い展開をみせてくれる。
ここのヌッカクシ富良野川は枯れていることが多いと言われているらしいけど、今回は力強い流れがあった。
中腹にきても穏やかな登りなのに、高山植物や素晴らしい景色など決して単調ではない登山道は登山者を飽きさせることはない。
なるほど人気の理由は登ってみるとわかりやすかった。
いつの間にか雲が下にきている。
富良野岳の中間をすぎたあたりからチラホラと荒れた階段が出現する(2018年現在)。ここ最近の北海道は気候も荒れているからしかたなし。
富良野岳分岐まできたら山頂はもう少し。ちなみにそのあたりにザックを置いて山頂に出かける登山者もいるが、個人的には用心した方が良いと思った。
富良野分岐のところから登る階段は状態も良いが、私は階段が苦手でございます。
富良野岳山頂
きつい階段を登って少し登ると、やっとそこは富良野岳山頂。
ひときわ尖っている山が十勝岳。
富良野岳の山頂は比較的狭いので、そのため360度ぐるっとパノラマを見渡すことができる。
人が少なければ登山者にお馴染みの棒ラーメンでも食べる予定だったが、今回は山頂に着いた瞬間にすぐ諦めた。
ラーメンの話はさておき、この日のロケーションはとても良く、見渡す限りどこまでも続く雲海が一望できた。
余裕があれば上富良野岳まで行く予定が、今年初の登山だったからか靴擦れしそうになったのでそれも断念。
10年以上履いてる靴もついに限界がきたということだろうか。
と思いつつ、初めて登った富良野岳は予想以上に楽しめる山でお腹いっぱいになったところで下山。
下山中に雑誌に載っているような可愛い山ガールたち2~3人とすれ違い、そんな体験も合わせて富良野岳は魅力的だった。
富良野岳の登山口へのアクセス方法
富良野岳へのアクセス方法は以下の通り。
富良野岳登山口の住所
富良野岳の登山には主に十勝岳温泉コースが利用される。
登山口は十勝岳温泉の駐車場脇にあり、住所は〒071-0500 北海道空知郡 上富良野町十勝岳温泉とある。
バスでのアクセス
JR上富良野駅から上富良野町営バス、十勝岳温泉行きで終点下車。
無論、本数は少ない。
内地からの登山者にはレンタカーでのアクセスがおすすめだと思う。
以上、「富良野岳の登山の様子。初心者にも人気の山の記録」でした。