
知床といえば世界遺産というイメージが強く、海と山と原生林を一度に楽しむことができるのが魅力だ。
私は北海道に住んでいるので雄大な自然は珍しいものでもないが、知床には温泉の滝があるらしい。その名もカムイワッカ。
過去2回知床に行って2回とも雨が降ってしまい、カムイワッカへは行けなかったのだが今回リベンジを果たすことができた。
ということで今回は知床の秘境、カムイワッカのことをわかりやすくまとめてみた。
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知床カムイワッカ湯の滝への行き方や所要時間など
知床半島といえどもやはり北海道は広く、きちんと計画を練らないと観光名所をまわるにも時間が足りなくなってしまうこともある。
中でもカムイワッカは、時間や持ち物などちょっとしたコツが必要なところでもある。
北海道でも珍しい秘境を楽しむためにも、きちんとそれらをおさえておこう。
カムイワッカへの行き方
カムイワッカ湯の滝は知床半島の深部にあるので交通手段は主に車になるが、8月1日〜8月25日までのハイシーズンは交通規制がかかっているため、マイカーやバイクではアクセスできない。シャトルバスに乗って行く方法と、徒歩が自転車しか方法がないことを覚えておこう。
それ以外はマイカーでのアクセスができるが、道がとても狭いので車がすれ違うときなどは十分¥が必要である。
バスチケットの入手方法
バスチケットは斜里、ウトロのバスターミナルで購入するか、知床五湖からほど近い知床自然センターで入手できる。
カムイワッカへのシャトルバスは知床五湖でも乗り降りできるが、そこではバスチケットを買うことができないので注意が必要だ。
写真は知床自然センターの外観。
カムイワッカの所要時間
カムイワッカへの所要時間は、ウトロバスターミナルから片道50分くらいかかり、知床自然センターからは40分ほどかかるので往復で1時間半ほど。
シャトルバスから降りて整備された道を5分もあるけば湯の滝の真下にたどり着くので、行って帰ってくるまで2時間ほどは確保する必要がある。
最低でも16時くらいにはバスに乗っていないととんぼ返りになる羽目に。
こんな感じで多少時間はかかるが、カムイワッカは知床観光のメインとも言えるので是非ともおさえておきたいところだ。
カムイワッカ湯の滝での服装
カムイワッカへ行くと、ほぼ全員川へ入るので服装は2種類に分かれる。
やる気のある人は水着で、それ以外は半ズボンやサンダルだ。
川の水かさはくるぶし程度だが、滝つぼ周辺などは深さがあるのでズボンを軽くまくったくらいではあまり楽しめないかもしれない。
足元は圧倒的にクロックスが多かった。裸足だと川底が滑るので、足袋や靴下を履いたまま登る人もいた。
ちなみにトレッキングポールは邪魔になるので必要ないし、熊鈴もとくに使わない。
カムイワッカの意味
カムイワッカの意味は、アイヌ語でカムイ=神 ワッカ=水
という意味で、カムイという言葉は北海道ではたびたび目にする言葉である。
アイヌではインディアンと同じように、万物に精霊が宿っていると考えられており、中でもカムイと名のつくところは特別視されているようである。
現在は一の滝までしか行けない
こんな感じで挑んだカムイワッカではあるが、現在は一の滝までしか行けなくなっている。
滝の上に落石の危険があるとのことで、それ以上は立ち入りできなくなっており、さらに滝の下には監視員までいた。
たしかに行けないのは残念ではあったが、観光客が多いので制限でもしない限りきっと怪我人が続出するだろうし賢明な判断であると思う。
観光で行くなら一の滝までで十分だ。
立ち入り制限の向こう側はこんな感じ。二の滝、三の滝へと続いている。じつに神秘的な場所だ。
次に行くのは立ち入り制限がなくなってからチャレンジしたい。
以上、「知床カムイワッカ湯の滝への行き方や所要時間など」でした。