シゲチャンランドって知ってる?北海道の隠れローカルスポット

わたしがシゲチャンランドを知ったのは2018年の春。

 

それは北見市からおよそ1時間ほどの津別町という町の大自然の中にひっそりと佇んでいるらしい。

 

とある友人のSNSにアップされていて、それからずっと頭の片隅にシゲチャンランドが住みついてしまったので、最近の休みを利用して行ってきた。

 

2泊3日の道内ドライブ旅の中で一番刺激を受けたのが、ついでに訪れたはずの「シゲチャンランド」であり、地元に帰ってからは友人たちにこのことを宣伝しまくっている。

 

これはもっと有名になってもいいのでは?と思い、今回はシゲチャンランドの魅力について綴っていく。

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シゲチャンランドって知ってる?北海道の隠れローカルスポット

シゲチャンランドのことは友人に訊ねても知っている人はほとんどおらず、けっして「じゃらん」などに掲載されるようなスポットではない、むしろ「探偵ナイトスクープ」などが取り上げそうなローカルネタだと思っていた。

 

ところが、実際に行ってみるとネタでも何でもないそこは立派な私設の美術館。

 

行ってみたらどハマりする人が続出するであろう個性を放っている。

シゲチャンランドは私設美術館

まず駐車場に車を停めると赤く塗装された建物が目についた。

とてもわかりやすく「シゲチャンランド」と書いてあるが、どことなく怪しい。と、誰でもそう感じてしまうはずだ。

 

午前11:00くらいに着き、他にも数台のマイカーがちらほら駐車してあった。どうやらここに興味があるのは自分たちだけではないらしい。

 

チケットは一人¥700で、シゲチャン直々に切符を切ってもらって入場した。

シゲチャンランドの建物1

施設内には赤く塗られた建物がいくつかあり、中に入るとそれぞれの世界観を楽しむことができる。

 

「シゲチャンランド」という名前からは想像できなかったが、そこはシゲチャン夫婦で創り上げた不思議の国だった。

 

施設の外観こそチープだが、一歩中に入るとシゲチャンワールドに完全に魅了されていくことになる。

シゲチャンランドの魅力

シゲチャンランドに行ってみて、わたしが感じたのは”遊び心と洒落っ気のある造形”。3Dの造形物を中心に展示されている。

 

置いてあるのは手の込んだ彫刻ではなく、流木や鹿の骨など、身近なところで入手できる廃材に手を加えて一つの作品に昇華してある。

シゲチャンランドの内部

他にももっと身近な使い捨てのライターや植物の種(梅干しの種?)など、様々なアイデアが盛り込まれた作品が数え切れないほど並んでいる。およそ3,000点ほどあるらしい。

 

そんなハイセンスなシゲチャンの作品を購入できる小屋もあり、そこでは奥さんらしきお洒落な女性が店頭に立っており、オリジナルのウッドパネルなどが陳列されている。

 

次にお邪魔するときはそのウッドパネルの2~3枚は購入しようと思った。

 

そんな魅力いっぱいのシゲチャンランドだが、あまりネタバレするとつまらないのであとは実際に行ってみて感じてほしい。

シゲチャンてどんな人?

シゲチャンランドの片隅で、たまにタバコの煙を燻らせている気のいいおじさんがシゲチャンであるが、わたしは恐れ多くてカメラを向けることができなかった。

 

シゲチャンは津別町出身で、本名は大西重成さん。東京でイラストレーターとして30年近く活躍し、ハービーハンコックや坂本龍一のレコードジャケットを手がけたこともあるらしい。

 

もともとの本業としてイラストレーターがあるが、今は3Dの制作に夢中になっているという創作意欲の高さが、70歳になっても衰えることを知らない人物。

 

最近までは津別町の役人に怪しいオジサンだと思われていたが、最近になってやっと認められてきたのだと言っていた。

 

その証拠に、相生の道の駅にある”クマヤキ”というお菓子もシゲチャンがデザインしている。

クマヤキの画像

現在の津別町の公式ホームページでもシゲチャンのことが特集されていた。

 

この人物がシゲチャン本人である。

実際に本人と話しても気さくで笑顔の絶えない人物だった。

シゲチャンランドへのアクセス

シゲチャンランドは阿寒湖からほど近い津別町相生の国道240号線沿いにある。

 

一番近い街は北見市。

もし阿寒湖周辺に立ち寄る際はぜひとも訪れてみても損はないと思う。

 

冬になるとシゲチャンランドは閉館するので、春になると創りためていた作品を入れ替えるらしく、毎年訪れるファンも多いらしい。

 

わたしも来年もまた行ってみたい。

 

以上、「シゲチャンランドって知ってる?北海道の隠れローカルスポット」でした。

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