
9月の北海道はもう秋。
今日の日付は17日なので、紅葉の時期の登山としては見頃を迎えている。
北海道といえば、大雪山の紅葉が有名ではあるが今回は十勝岳へと行ってきた。
ということで今回は9月の紅葉時期の十勝岳への登山の記録を綴っていく。
十勝岳への登山の様子
今回の日程は3連休の最終日だったため、十勝岳の登山口である望岳台の駐車場はいっぱいなっていて車を駐車することができず、近くの空き地に乗り入れて準備をすることに。
駐車場は観光バスも停まっていて、登山ツアーも行われていた様子。そういえば前回の十勝岳の登山のときもツアーをやっていた気がする。
十勝岳は日本百名山の一つだけあって人気の山らしい。
十勝岳の登山口である望岳台
十勝岳の登山口というと望岳台が有名で、登山をしない一般客でも毎日何人もの観光客がこの望岳台を訪れている。
あいにくこの日は曇り空。山頂は晴れていると願いたい。観光客は少し登ったここら辺りで写真を撮っている人が多い。
その望岳台から見える十勝岳連峰は雄大である。
帰り際に撮った望岳台からの眺めはこんな感じ。ほとんど見えないが、中央部に雲がかかって向こう側にうっすらと見えているのが十勝岳である。
十勝岳の難易度
先ほどにも書いた通り、十勝岳は登山ツアーなどにも人気の山で、ツアーの利用客の大半は高齢者。
ガイドブックには十勝岳の難易度は中級と書かれているが、体力さえあれば迷うこともなく登頂できるので、初心者にも人気の山である。
山頂までの道のり
十勝岳の山頂までの道のりは開けており、人も多いのでわかりやすい。
望岳台からひたすらまっすぐ登り、避難小屋の辺りで角度を変えて正面の道をただひたすら高度を上げるべく歩く。
ここまで登ったら残りは3分の2くらい。そして傾斜も少しずつ急になっていく。
半分くらいまで登ったところで、辺りを見渡すと黒い砂利が目立つようになり活火山らしい様相になってきた。
そんな黒い砂利も、日が差すと意外に明るい色をしていた。
ここは摺鉢火口の辺り。やっと晴れてきた。
さらに高度を上げると噴煙を見下ろすことができる。
風向きなどによってこの噴煙は硫黄の臭いと共に目に沁みる。山頂までもう少しだ。
十勝岳山頂
やっと十勝岳の山頂に到着したけど、山頂だけにうっすらと雲がかかっている。望岳台からはちょうど3時間ほど。
そして9月の下旬に差し掛かっていることもありとても寒い。グローブをしないとすぐに手の感覚がなくなってしまうほど。おそらく気温は10℃をきっているだろう。
そして待つこと10分ほどで一瞬だけ紅葉の美瑛岳?を雲間から覗くことができた。
富良野岳の方から風が吹いているためか、ほとんどこれ以外は雲に遮られてしまった。
風も強く、寒さのためか山頂では皆んな長居することなく続々と下山していく。この時期は薄手のダウンでもあった方が安心できる。
自分も列が切れるのを待ってから下山を開始したが、頂上のすぐ下でTシャツ短パンの登山者を発見。厚着をしている自分がバカバカしく感じるほどだった。
頂上の寒さと噴煙の影響で、涙目になりつつ本日も無事に下山することができました。
以上、「十勝岳への日帰り登山の様子。9月の望岳台から」でした。