富良野岳から上ホロカメットク山への日帰り縦走

令和に入り、今年初めての夏山登山。

昨年の2018年にも富良野岳に登ったが、靴擦れが痛かったので上ホロカメットク山までの縦走を断念したため、今年はここから始めようと思っていた。

前回の富良野岳へのピストンの記録はこちら。

富良野岳の登山の様子。初心者にも人気の山の記録

今回は海の日の3連休を利用したので駐車場からとても混み合っていた。

富良野岳駐車場

富良野岳の駐車場はもう少し上の凌雲閣の横にあるけれど、少し下ったところまで路上駐車の車で溢れかえっていた。

車のナンバーは富良野近郊である旭川をはじめ、札幌や道外からも多く訪れているようだ。

今回は時間も朝7時すぎに駐車場着ということで、やや遅くなったこともありすぐに準備して登山開始。

まずは富良野岳へ向かう

富良野岳へ向かい、最初の見所である安政火口へ。

安政火口

この日はあいにくの天気で、残念ながら写真の撮れ高は少ない。

なのであっという間に富良野岳分岐へ。

上ホロ分岐

この時点で頂上での展望は絶望的ではあったが、富良野岳の頂上手前には広大なお花畑があり、標高が高いにも関わらず芳しい香りがあたり一面に広がっていた。

富良野岳の花1

さすが花の百名山と言われるだけあって、たくさんの人が登山の途中で足を止め夢中になっていた。

富良野岳の花2

あいにくの曇り空も、これで帳消しになるような景色にしばし見惚れる。山頂はすぐそこだ。

というわけで富良野岳山頂に到着。

富良野岳山頂

時折雲の合間から、向こうに十勝岳を望むことができた。

富良野岳山頂からの景色

ここから隣で雲に隠れている三峰山を目指す。

三峰山と上富良野岳

三峰山は名前の通り3つの峰からできており、富良野岳と上富良野岳の間の縦走路にある。

先ほどの写真にあった、富良野岳の頂上下にある富良野岳分岐から上ホロ方面に向かうと三峰山だ。

上ホロ分岐の標識

昨年はここでしばし迷ったが、今年は迷わず前に進んでいく。

三峰山の手前から後ろを振り返ると、富良野岳が頭を覗かせていた。

三峰山からの富良野岳

そしてこれが三峰山の一つ目の頂きだと思われる所。

三峰山の頂き1

ここから2つめ、3つめと稜線を渡っていくのだが、片側が崖になっていて少し怖かった。

私は登山は好きなのだが、実は高いところが苦手なのである。

そして三峰山の真ん中の頂きに到着。

三峰山の頂き

ここまで高低差はあまりないので、距離のわりには辛くなかった。

残すところは上富良野岳と上ホロカメットク山だ。

富良野岳から三峰山までは穏やかな雰囲気の景色ではあったが、上ホロカメットクが近くなるにつれて景観が荒々しくなってきた。

三峰山から上富良野岳へ向かうと、竹の子のような岩が印象的だった。

上富良野岳山頂の手前

なぜあそこだけ、あんなに出っ張っているのだろうか。

あの竹の子のような岩から数十メートルほどのところに上富良野岳の山頂があった。

上富良野岳山頂

帰りはここからの分岐で、三峰山を通らずに上ホロ分岐まで降りる。

ということで、残すは上ホロカメットク山まで行って帰ってくるのみ。

上ホロはほんの隣で、20分ほどあれば登頂できる。

上ホロカメットク山から下山

写真から見るとそこそこ時間がかかりそうではあるが、上富良野岳からはほんの20分もあれば上ホロカメットク山まで登頂できる。

上ホロカメットク山

写真では左側の斜面が雲で覆われてはいるが、その雲で隠れている部分のほとんどが崖になっている。

下にある安政火口まで植物もほとんど生えていないので、覗き込むと迫力があり、足が竦んでしまいそうになった。

そして上ホロカメットク山の山頂に到着。

上ホロカメットク山山頂

この標識の真後ろ側に一歩踏み出して下を覗き込むと大迫力の火口を見下ろすことができた。

ここから2キロちょっとで十勝岳にも渡ることができるが、今日はここまでということで下山することに。

帰り道で少し開けたところで雲間ができ、上ホロをやや下から拝むことができた。

上ホロカメットク山

近くまで行かないとわからない、納得の迫力。

ここまで行って、富良野岳がなぜ人気の山なのか目の当たりにすることができた。

下山も含めた今回の登山に要した時間は7時間ほど。

さほどキツい山でもなく、初心者の縦走にはちょうど良いかもしれない。

ということで今回も無事に下山することができました。